東方鏡幻想

東方鏡幻想・三章・大崩壊、そして…
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人は時に無茶をする…
それは己の為であろうか…
または…
大切な仲間の為だろうか…

四年前
(大崩壊まであと八ヶ月)

地霊殿
祭祀の場

ドレイスは…
大崩壊について考えていた
鏡の幻想郷を一つ
丸ごと滅ぼすだろう
その事象を
そして、最近
地霊殿にやって来た
二人の妖怪についてを

大崩壊…
鏡の幻想郷において
最もな被害をもたらし…
その歴史に
終焉を迎える災厄…
しかし…
そんな事が…

また…
あの邪神と…
合間見える事になるのでしょうか…

それは、あなたの目で
確かめるべきでは
ありませんかな?

ドレイスが
はっとそちらをみると
あの飄々とした詩人がいた
しかし…
詩人はこの時点で
人にあらずの存在であると…
ドレイスは確信していた…

貴方が再び
私を訪ねることが
あるとは…
運命とは悪戯者ですね…
違いませんか?
ハオラーン…

おや、やはり見抜いてましたか…
流石はアムト…
いえ…
今の貴方は
ドレイスでしたね…

マルディアスの悲劇…
それを…
繰り返させないため…
ドレイスと名乗る少女に
身を宿していましたが…
やはり…

今の世界の危機を救えるのは…
冥沙達のような
若き者達でしょう…
我々のような古代からの神が…
今更出てくる必要は
最早、あるまいかと…

ハオラーンの言葉には
一理あった
しかし…
ドレイスには…
やるべき事が出来てしまった
たとえそれが
今更だとしても…

ハオラーン…
私は思います…
今は確かに
神々が出てくるべき
時ではないでしょう…
しかし…
それを導く事が…
私達の役目では…
ありませんか?

ふふ…
貴女も言うようになりましたね…
かつて、私達が選びし勇者
ミルザもまた…
託された
10個の秘宝にて
混沌教団と
醜き邪神を消し去った…
マルディアスは滅びようとも…
その神話は
別の世界で語り継がれた…
惨劇を…
繰り返させてはならないのです

私もまた…
戦場に出なければなりません…
英傑を見出すために…
それが…
私たちが…
マルディアスの神としての…
最後の役割だと…

では…
私も世界に…
有り続けましょう…
たとえこの身が滅びようとも…
世界を救うためだと信じて…

ハオラーン、
これを…
貴方が私に預けた
オブシダンソードです
こういう時の為に
ずっと大事にしてました…

私がもう
これを手にする時は
あるまいと
思ってましたが…
イービルスナイプが
混沌教団によって
再臨した以上…
終止符を打てるのは…
私たちのような
古の者達ではありません…
若き希望達でしょう
故に…
この剣は
その者達に譲りましょう…

時音に…
死病による死が
予知されました…
死は…
安らかに在りたいはず
なのですが…

そうでしたか…
運命は定められたもの…
砕くのは…
安易ではありませんね…

鏡の幻想郷の死と同時に…
時音の死も…
近づいていたのであった…
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