1/5ﾍﾟｰｼﾞ目 魔界 パンデモニウム 私… ベルちゃんと 結婚するわ♪ 神綺のその発言は皆を驚愕させた 何故かというと 相手が… かの「破滅の王」の 二つ名を持つ ベルフェクティオだからだ ルイーナは… 連合軍に降伏した後 瞬く間に頭角を表した軍勢で 感情があまりなく 敵には冷酷な軍勢だった… しかし… 神綺とベルフェクティオが共鳴し… ルイーナ勢力は感情を得て… 行動が百八十度変わったとされる それでも… 成り上がりの軍勢が多い 連合軍の中でも… 彼らはかなり異端だった それを危惧していたのは… 重臣の夢子も同じだった 神綺様！ 正気ですか！？ ええ、正気よ？♪ 夫を取るにしても… もっと別の方が いらっしゃりますが…？ 嫌よ？ だって私は… ベルちゃんのことが 大好きだから♪ さ… 左様ですか… 失礼します… 夢子は思うことが あったのか その場から席を外した ベルフェクティオと 面会するためだ ファブラ・フォーレス そうか… それ程… 神綺は私を… 気に入ってたのか… はい… ベルフェクティオ侯爵との 結婚を… 楽しみにしていました… 可能な限りだが… 期待には応えよう… ところで… ベルフェクティオは 礼服と ウェディングドレスが 書いてある カタログを夢子に見せた このままの衣装では… 結婚式の際に 失礼だと思ってな… 部下に頼んで 人間界から取り寄せたのだ… 神綺にも見て貰いたい… 今更ながらですが… 貴方からすると… 神綺様は如何なる方ですか…？ 太陽みたいな存在だ… 絶望や破壊にしか 生きる価値を見いだせなかった私に… それでも… 希望を持って生きる道を 示したのだからな… 大事にするつもりだ …… それを聞いて… 私は安心しました… では… 神綺様を… よろしくお願いしますね…？ ああ…もちろんだ… 夢子… 君も頑張れ… はい…！ 夢子は… 神綺と ベルフェクティオの 意志を知った 少しして… 夢子は 大粒の涙を流した… 神綺を 大事にしてくれると約束した… ベルフェクティオの 優しさが非常に嬉しかったのである… パンデモニウム おかえりー…♪ って…どうしたの？ 夢子ちゃん？ いえ… ベルフェクティオ侯爵の意志と… 神綺様の意志が 分かって… 嬉しくて泣いちゃって… 夢子ちゃん… 私… 幸せになるわ♪ だから… これからもずっと… 従えてくれる…よね？ 勿論です…！ これからも… ずっと…付き従います…！ 神綺もまた 夢子の気持ちがとても嬉しかった 自分の性格は自分で理解していたのだ… ブロリーちゃん… 居るかしら？ はい… 私の言伝… 連合軍の諸将に伝えてほしいの… 良いかしら…？ ママの頼みです… 良いですよ？ あらあら…ありがとう♪ じゃあ… 「私、神綺は ベルちゃんこと… ベルフェクティオと 結婚致します… ぜひ… 結婚式に 参列して貰えませんか？」 ってね…♪ 分かりました… 行って来ます… ブロリーは… パンデモニウムから 飛び去った 全ては… 自分を受け入れた 義母・神綺の為に… それから数日後… 結婚式会場 神綺とベルフェクティオの 結婚式には… 沢山の諸侯や将軍 大臣たちが参列した 夢子の努力によって… 諸侯が遂に ベルフェクティオを認めたのである… ブロリーの 高圧的な脅迫も無く… 式は順調に進んでいた… それでは… ウェディングケーキの 入場です…！ なっ…！？ ウェディングケーキを見た途端 一部の諸侯の顔が かなり青ざめ 一部の諸侯が大爆笑した… ウェディングケーキの 一番上に… 孫悟空が 犬神家の状態で つき刺さっているのだ 神綺とベルフェクティオは 平然とニコニコしていて ブロリーは満足そうに ケーキを眺めていた 諸侯からすると かなりいやな予感がした… そして… その予感は的中した… それでは… ケーキ入刀です！ いくわよー… せーの！♪ ギャァァアァッ！？ ケーキ入刀で勢いよく 孫悟空の尻に 剣が刺さったのである… かくして… 世にもカオスな結婚式は… これで終わった… [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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